初めまして!

Baby刺繍講師のeriです♪
次男の出産を期に、2021年に刺繍作家活動を始めてから
200件以上のご家族にBaby刺繍をお届けさせていただき、オーダーは最長2年待ち!
そして2023年から始めたbaby刺繍講座も募集数分で満席となり、2年で約130名の生徒さんとのご縁をいただきました。
現在は、ハンドメイドの枠を越えて”アート作品”としてもbaby刺繍の価値を広げ、日本国内の展示会だけではなく、海外での展示会やイベント出展にも多数声をかけていただけるようになりました。そして、2025年には「フランス国際芸術賞」を受賞させていただき、雑誌にも掲載していだだくなど、5年前には想像もしていなかった今に繋がっています。そんな想像もしていなかった今に繋がるまでの、私のストーリーをご覧いただけますと嬉しいです。
助産師を目指して
埼玉県で3姉妹の長女に生まれ、お姉ちゃん気質はありながらも、ちょっと内弁慶な真面目な女の子。
赤ちゃんが大好きで、「いつか赤ちゃんに関わる仕事がしたい!」と学生時代に目指していたのが助産師でした。
看護学校を無事卒業後、助産師学校に入学し、寝られないような過酷な実習にも必死に食らいついて、憧れだった助産師としてデビューすることができました。

初めての大きな挫折
学生時代から憧れだった助産師にはなれたものの、命の重さに日々向き合いながらの重労働に次第に心の健康を崩していってしまいました。
そして、志なかばでの退職。
心の中は、自分の不甲斐なさや弱さに、自己嫌悪でいっぱい。
初めての大きな挫折は、私にとってとても苦しく辛いものでした。

心のナースとしての再出発
そんな挫折経験から1年、自分の心の弱さを自覚していたこともあり、元々興味があった心のナースとして再出発することに。
毎日、患者さんの心と向き合う仕事は、私の弱さも誰かの役に立てるんだ、と感じることも多く、「こんな私でも誰かの役に立てるんだ!」と、とてもやりがいを感じるようになりました。
そして、公認心理士や精神保健福祉士など、患者さんの役に少しでも立てるようになりたい!と様々な資格も取得したりしながら、10年以上患者さんの心に寄り添う仕事に向き合いました。

出産・育児
そして仕事に打ち込んでいた31歳の時に、結婚出産。
独身時代とは違って、家と職場の往復が続く日々。
「不満はないけど、ワクワクもない。」
定年までずっとこんな生活が続くのかな、、となんとなく先がみえては悶々とした気持ちを感じていました。
刺繍との出逢い
そんな気持ちを抱えていた次男出産後の育休中に、『何かワクワクする挑戦がしてみたい!』と始めたのが刺繍でした。
はじめは、「ちょっとお小遣い稼ぎにもなれば」なんて、甘い気持ちで、始めたばかりの刺繍作品をオンラインショップで販売してみました。


8ヶ月間全く売れず
オンラインショップに作品は出してみたものの、いくら作品数を増やしても私の作る作品は8ヶ月間全く売れませんでした。
写真や文章がいけないのかな?と試行錯誤はしてみたものの、結果は変わらず。作品だけが自宅に溜まっていきました。
そして訪れた転機
社会との関わりも減っていた育休時間。作品は相変わらず売れなかったのですが、趣味で我が子の成長の記録を線画刺繍にしてアップすると、オンラインで繋がった刺繍仲間からの「かわいいね!」「成長したね」などの声が!!
そのメッセージが嬉しくて、刺繍する事も刺繍で繋がった人達との関わりも楽しくて、成長の記録の線画刺繍にすっかりハマっていきました。
そんなある日、「もし、この私がしている線画刺繍を、お相手のお子さんの刺繍でお届けできたら喜んでもらえないかな?」と、初めて「自分のため」にしていた販売から「相手に喜んで欲しい」という想いが芽生えました。

初めてのお客様
インスタでプレゼント企画を行い、始めて誰かに自分が作った作品をお届けさせていただくことができました。
お届けした方から、ものすごく喜んでいただくことができて、そんな初めての経験「誰かに自分の作った作品を喜んでもらえるって、こんなに嬉しいんだ!」ととても、嬉しくなったのを今でも鮮明に覚えています。
自分本位な思いだけではなく、「相手に喜んでほしい」。そんな、販売する人間にとって大切なことに気付いたからこそのご縁でした。

そして、点が繋がっていく
それから、少しづつお客様からもオーダーをしていただけるようになって、「eriさんの作品が大好きです!」と言ってくれるお客様にも出会えるように。
そんなある日、リピーターのお客様から「赤ちゃんの足型を、思い入れのあるお花で形どった刺繍作品を作って欲しい」とご依頼をいただき、Baby刺繍が誕生しました。

少しずつでしたが、Baby刺繍をたくさんの方にお届けできるようになって、「我が家の宝物です」と喜びの声もいただくようになりました。
そんな中、感じた想い。それは
「このBaby刺繍をママが愛情込めて作れたら、それはお子様にとっても一生の宝物になるんじゃないだろうか」ということ。
心のナース時代、たくさんの心と向き合ってきて、幼少期の親から愛されていた記憶が、心の成長においてとても重要なものだと知っていたからこそ、Baby刺繍で届けられる価値を強く感じました。
赤ちゃんが成長して、その先にきっといろんなことがある。時には親子でも心がすれ違ってしまうこともあるかもしれない。
そんな時に、ママが作った愛情感じる宝物はきっと未来の子供の心をいつも温かく包み込んでくれるものになる。
そんな確信があって、Baby刺繍をママの手で作って欲しいと強い思いが生まれました。
そんな想いから、baby刺繍のオンライン講座を開講して3年。
これまでに全国に130名近い生徒さんとのご縁をいただき、「Baby刺繍に出逢えて、子供にプレゼントできて本当によかった」と嬉しい声をいただけるようになりました。

振り返れば、赤ちゃんが大好きで赤ちゃんに携わる仕事がしたいと思っていたことも、心を大切にする仕事をしてきたことも、全ての経験が今に繋がる為だった様に感じています。
届けたい想い
これからもbaby刺繍を通して出逢った方達と、繋がりを持ちながら、一針一針、愛おしい想いを感じながら刺繍する時間を楽しんでいただきたい。
愛おしい思いを込めて作った宝物が、ママにとっても眺めるたびに愛おしい想いで温かく包まれる様に、未来のお子様の心にも、ママの手で愛情込めて作ったBaby刺繍が、時を越えてもいつまでもお子様の心に寄り添っていくことを願っています。
そして、Baby刺繍を通して出逢った全ての方が、よりワクワクする毎日や自分の可能性を広げながら、『今の自分がより好き』を感じられる毎日に繋がっていくことを心から願って、これからも活動を続けていきたいと思います。

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
